2008年6月9日月曜日

時代を超えた人気エンジン 4A-GE

これまで走り屋や車をチューンする人に最も多く愛され、今も愛されているエンジンは4A-GEU、通称4AGだと思います。
1983年、国産スポーツカーでとんでもない人気で今もなお多くのマニアに人気のトヨタAE86レビン/AE86トレノにはじめて搭載されてから、2000年にAE111型レビン/トレノまで改良されながら搭載されていました。
デビュー当初は、130馬力(グロス値)であった。7700回転まで回るエンジンは当時では驚愕であった。

昔にノーマルのAE86レビンに乗りましたが、確かに低中回転は若干スカスカであるがきっちり高回転までスムーズに回るおもしろいエンジンであった。アクセル全開で楽しめるいいエンジンでした。当時ではとても速い車であったらしい。
エンジン音も竹の筒のような??(友達とこう表現していた)サウンドで心地よかった。
AE92の頃には前期で120馬力(ここからはネット値)、後期で140馬力となった。
この140馬力の4A-GEUが、一番僕は好きである。オーソドックスに16バルブで高回転型のDOHCエンジンである。この後のAE101や111は20バルブ化されて160馬力、165馬力とパワーアップした。でもAE92後期型の4AGが好きです。
正直NAエンジンの性能やスペックではホンダのVTECにはかなわないかもしれませんが、4AGには4AGの魅力がたっぷりあるのです。
4AGには、スーパーチャージャーがついた4A-GZEというものあります。
AW11MR2やAE92前期型のは145馬力、AE92後期型では165馬力、AE101では170馬力とパワーアップしていった。
スーパーチャージャーは、ターボのような爆発力はなくNAエンジンとターボエンジンの間みたいな感覚です。
個人的な感想として、パワーの割りに4AGの楽しさを消しているように思えた。
4AGはNAがいいと思います。
やはりAE92後期型の4AGが好きです。

日産 V6ターボ VG30DETエンジン

バブルの最終期に日産シーマが好調に売れ、シーマ現象と呼ばれたことがありましたね。
そのシーマに搭載されていたVG30DETエンジンは、255psの3000ccV6ターボエンジンです。アクセルを踏むとATのシーマは暴力的な加速でフロントが前に上がってウィリー走行みたいに走っていました。

このVG30DETは、Z32型の日産フェアレディZには、ツインターボ化されて搭載されエンジン形式名はVG30DETTとなりました。
シーマの255psから280psにパワーアップ、当初国産では初の280psということで話題騒然となりました。

うちの親父が一時期、セドリックの3000ターボに乗っていたことがありまして、まさにVG30DETエンジン搭載車でした。

V6の3Lだけに、静かなエンジン音に似つかわしくないターボの加速のVG30DETエンジン。
セドリックは当然ATであったため、ガソリンは悲しいくらいに減っていきます。
ガソリン急騰の現在では、ちょと焦りますね。
僕のVG30DETの印象は、静かで速い燃費悪ってとこですね。
楽しいエンジン?って聞かれると、楽しくないことはないですが、楽しいエンジンですとも思わなかったです。
セドリックやシーマにそれは重要なことでないかもしれませんが・・・・

三菱で長年熟成された4G63

三菱自動車で長年熟成されてきて最近まで生産されていたエンジンが4G63です。
多くの人はランサーエボリューションのエンジンで知っているのではないでしょうかね。
歴史は、ランサーEXターボとかギャランΣからあったそうですね。
僕が知っているのは、ギャランVR4からです。というより4G63という形式を聞くとランエボよりギャランVR4を思い出します。ラリーで活躍していて、地味ながらすごく早い車でした。
学生の頃、ギャランを見かけてそれがVR4なら興奮していました。
VR4の頃でも、240psまでパワーアップされていた2Lターボは強烈でした。
ランエボのころになるとどんどん進化してパワーアップして280馬力になり、トルクも最終には40オーバーしていました。
ランエボで体感した4G63エンジンは、一言で言いますと強烈そのものでした。
ターボが機械的なサウンドがして、ギュイーンガシャってイメージで僕は好きです。うるさめのマフラーがついてた時には、カーステの音楽なんて聞こえない(笑
実は、僕は4G63エンジンのランエボを自分で所有して乗ってみたいと密かに計画中である。

2008年6月7日土曜日

ピュアスポーツカーのためのロータリーエンジン 13B

マツダが世界に誇るロータリーエンジンは、マツダの開発チームの執念と情熱の結果で
あります。
マツダを代表するロータリーエンジン搭載のスポーツカーはRX7ですね。
FC3S型とFD3S型に積まれたエンジンが13Bです。
FD3Sの方は、FD3S-REWという形式で、同じエンジン名で実質は別エンジンみたいなものです。
ロータリーエンジンはおむすび型のローターが回転する仕組みです。
ロータリーエンジンの最大の魅力はパワーがあるのに軽量であること。
RX7なんかも1250kgでシルビアクラスの車重であり、ライバル車になりうるスカイラインGTRやスープラなどに比べると大幅に軽く、重量配分も優れていることからコーナリングマシンとして最速なのかもしれません。
FD3Sに搭載されている13B-REWは、ロータリーエンジンに二つのタービンがついており、プライマリー側とセカンダリー側の二つで、ある一定の回転数まではプライマリー側のタービンのみで一定の回転数からはセカンダリー側も稼動するシーケンシャルツインターボである。
これはかなり複雑らしい。
ロータリーエンジンはアクセルを踏むと、他のエンジンとの違いがわかります。
モーターというかバイクというか、回転が速くすぐに高回転まで達します。
トルクは細い感じはありますが、スピードの乗りはさすがです。
欠点としては、構造上の問題で燃費が悪いってことです。
特にガソリン高騰の現代では、厳しいエンジンですね><
ただ、ロータリー好きならそんなの苦にしませんが・・・?

2008年6月6日金曜日

トヨタの人気のツアラー系のエンジン1JZーGTE

トヨタの2500CCのハイパワースポーツエンジンといえば1JZ-GTEであります。
マークⅡ・クレスタ・チェイサーの3兄弟やスープラやソアラの2.5ターボモデルのエンジンである。
マークⅡ系で言うとJZX81やJZX91の時代はツインターボですが、JZX100ではシングルターボ
に変わっています。
280馬力のハイパワーターボは、FRの車をパワースライドさせるのに十分なパワーです。
280馬力のハイパワーなターボエンジンは、各自動車メーカーから数多く出ていますが、1JZ-GTEは、パワフルで豪快なエンジンには違いないのですが突出したものがなく、そして欠点もない印象があります。実際に他の280馬力モデルに比べて燃費も悪くなく、そして静かなエンジンであるあたりはさすがのトヨタの車作りだと思うところがあります。
JZX90やJZX100のツアラー系が走り屋や若者に結構な人気になったこともチューニングパーツの豊富さを加速させました。
乗った感触は、さすがに280馬力のターボであるから、背中に押し付けられる加速Gはすごいものがありますね。
ターボエンジンが好きな人はずっとターボエンジンの車を乗ることがよくあります。
このターボの加速感は、ある種の麻薬のような感じすらします。
僕の知り合いにも、このトヨタの1JZ系やその前の1G系のターボエンジンを乗り継いでいる人がいます。
まさにターボマニアです。

日産RB26DETTエンジン 衝撃のエンジン

1989年にデビューしたR32スカイラインGTRは衝撃的だった。
GTRの復活であると騒いだが、当時僕は20歳前後であるので、ハコスカやケンメリの
スカイラインGTRの思い出がない。だからGTRの復活には、さほど感じるものはなかった。
でも、R32スカイラインのスペックやスタイルや価格なんかに衝撃を覚えていましたね。
余談ではありますが、その当時は今と違いスポーツカーブームだったのでスカイラインGTRに乗ってたら女の子にモテたといいます。
そのR32に搭載されたエンジンがRB26DETT、2600CC直列6気筒ツインターボで当時のマックスパワー数値である280psであった。
それまで、ツーリングカーレースグループAでフォードシエラの大パワーに負けてきた2LのRB20DETエンジンに見切りをつけてレースに勝つ2.6のRBエンジンを開発した日産がありました。
その期待を裏切らず、RB26DETTはぶっちぎりまくっていました。
首都高の走り屋の世界でも、スカイラインGTRは次元の違う速さに、魅了されながらもリスクの恐ろしさも倍増していました。
このRB26DETTエンジンは、ノーマルでも280馬力あるのですが吸排気系とコンピューターをいじりブーストを上げるだけで400psオーバーするというチューニングの世界でも夢のようなエンジンであり、瞬く間にチューンナップの中心となった。
RB26DETTは、R32、R33,R34のスカイラインGTRに搭載されましたが、現在の日産GTRはVR38DETTというこれまた480psのモンスターエンジンに変わり、RBエンジンは新車の世界では幕を閉じています。
しかし、今でも車好きの中では絶大な人気のあるエンジンであり、日本のエンジンの歴史に
必ず残る名エンジンです。

2008年6月5日木曜日

日産RB20DETエンジン

日産の一時代を築いたRBエンジン、あのR32からR34スカイラインGTRのエンジンは2.6LのツインターボのRB26DETTである。
RB26DETTは中でも特別な部類に入るとして、R31スカイラインやR32スカイラインの一般タイプの
トップグレードに積まれていたエンジンがRB20DETでした。
現代では、排気量がどんどん大きくなり2000CCというと排気量が小さく感じてしまいますが、15年から20年前では2000CCといえば主流でありマークⅡ3兄弟やスカイライン、ローレルあり、高級車のセドリックやグロリアやクラウンあたりも2000ccがたくさん走っていた時代である。
2000ccでも4気筒と6気筒ではクラスの違いがありました。
その時代の6気筒の2000CCの車種はその後、大排気量となっていったが、4気筒の車種はそうでもなかった。
そういう中で、スカイラインやローレル、セフィーロの2000CCなんかにも積まれていたRB20DETエンジン。
僕の思い入れのあるのは、R32型スカイラインGTS-TタイプMに積まれていた215psのパワーを発揮するRB20DETです。
直列6気筒にインタークーラー付のターボは、実にすばらしいエンジンでした。
同じ日産のシルビアの4気筒ターボにも乗っていましたが、質感がRBエンジンのほうが
格段によかったですね。大人っぽい感じが当時しました。
低回転ではトルクが細く、若干スカスカしているのですがターボが効き始めると
あっという間に7000回転まで吹け上がります。
とにかくエンジンがしっかりしている感覚が運転していると伝わってきます。
パワーのあるターボエンジンですが、扱いやすく疲れないエンジンでした。
ただし、燃費はかなり悪かったですね^^;
僕は、このRBエンジンの音が好きです。
この音はR32以降のスカイラインに限定されているような気もします。
ローレルやセフィーロやR31スカイラインからは聞いたことがないような気がします。
低音でフォーーーーーというような独特な音です。マフラー交換するとさらに顕著になります。
昔、R32スカイラインGTRがグループAのツーリングカーレースで断然の強さを見せ付けていた時に、何度か富士スピードウェイで観戦しましたが、そんな音がやはりしていました。

2008年6月4日水曜日

日産CA18DETエンジン

日産CA18DETは昭和末期から平成にかけての日産の4気筒エンジンのメインでありました。
そして僕は思い入れの強いエンジンです。
その中で、最終型にはいるCA18DETは、爆発的に売れたS13シルビアK’Sと180SXのというターボモデルに搭載されていました。
シルビアや180SXというと2000CCのSRエンジンのイメージですが、S13型の前期型1800CCのCAエンジンでした。
S13シルビアに積まれていたエンジンは、インタークーラー付ターボでマックスパワーは175馬力を発揮していました。
今でみると175馬力は、おおきなパワーということでもないが当時では、ハイパワーでありました。
エンジンをスタートさせるとターボエンジン独特な一定リズムでないアイドリングが、今から走るぞって気にさせてくれます。
乗り味は、アクセル踏むとターボエンジンらしく3000回転前後から背中を押し付けられるターボエンジン特有の鋭い加速をします。決してドッカンパワーではないがターボラグは感じます。
エンジン音は、ターボが効くとヒューとかすかに聞こえながらツインカムサウンドが心地よい。
レッドゾーンは7500回転からですが、7000回転から7500回転の間は、ほとんど惰性で意味がないような域である。
距離を走っているCA18DETエンジン搭載のシルビアは、ミッションが入りにくい不具合がよく出るようになりました。

S13シルビアのマイナーチェンジ後に2000CCのSRエンジンに変わりターボモデルのSR20DETは、
205馬力にパワーアップした。
走った感覚は、数字ほどの違いは感じなかったけど、設計に古さや耐久性などでいうと新しいSRエンジンにシフトされるのも当たり前である。

ホンダ H22A型エンジン

世界最高の4気筒エンジンと賞賛されていた国内のエンジンを知っていますか?
ホンダのH22A型エンジンです。
今でもホンダのスポーツカーには欠かせないVTECエンジンでありますが、H22Aエンジンは、市販VTECエンジン1機目であったB16Aに続き2.2Lで登場した。
4代目のBB1/BB4プレリュードやCD6型アコードに搭載されました。
2.2Lの過給機なしのNAエンジンで200ps/7200rpm、最大トルク22.5kgm/6,700rpm
えを発揮。
インテグラやシビックのB16Aが8000回転からレッドゾーンであるのに対してH22Aは、7500回転からと若干低めである。その分低回転でのトルクと扱いやすさはこちらが上です。
7000回転を越える超高回転域になるとB16Aのほうが楽しい、7000回転まではH22Aのほうが楽しい
といった感じでした。

エンジンの感触は、低回転から5500回転まで必要十分な伸びとトルクフルです。
そして5500回転を超えると、エンジン音が変わり加速が鋭くなり、一気に7500回転以上まで回ります。
カムがハイカムに切り替わるのです。これぞVTECエンジンの醍醐味であります。
ターボエンジンの爆発力も魅力的ですが、NAエンジンであるVTECエンジンの自然な伸びるまさにスポーツエンジンの快感も魅力的である。

ちなみに5代目プレリュードのタイプsに搭載されたH22Aエンジンは、220馬力にチューンされていました。しかも、ホンダのインテグラタイプRやアコードユーロRにあるように赤いエンジンヘッドカバーを
装着されていました。
通称赤ヘッドである。

2008年6月2日月曜日

ホンダ B16Aエンジン

ホンダのVTECエンジンは、国内スポーツカーシーンに欠かせない存在ですが、デビューは2代目インテグラに搭載されました。
当時リッター100馬力のNAエンジンとして話題になっていました。
1600ccで160馬力、8000回転からレッドゾーンの高回転型エンジン。
実際に乗ってみると、感動しましたね。
当時、自分は日産のS13シルビアのターボに乗っていましたが、エンジンの素性のよさではB16Aの方がよかったですね。
しなやかに伸び、官能的なエキゾーストサウンドを聞かせながら加速するVTECエンジンはまさに市販のレーシングエンジンという感じでした。
6000回転を越えたあたりから、官能ゾーンに突入します。
パワーが十分にありながらも、NAエンジンなので燃費も結構いいのです。
リッター11キロくらいは当たりまえにいってましたね。
同じB16Aエンジンでも、インテグラとCRXを乗り比べれると車重の差が影響していると思われますが、CRXのほうがピーキーに感じました。
B16Aエンジンを改良したB16BエンジンはシビックタイプRに搭載され、B18CはインテグラタイプR
に搭載され、ホンダスポーツエンジンのメインとなった。
今でも僕は思いますが、B16Aエンジンはとても楽しいエンジンであると思います。
総合的に考えると、すばらしいエンジンはどんどん開発されていますが、
このB16Aエンジンはライトウェイスポーツの魅力がたっぷり味わえるすばらしいエンジンでした。